鍼灸治療による深刺しと浅刺しのリクエスト
手のひらや足の裏のある部分を押したりすると何となく気持ちよく感じることがあるでしょう。手のひらなどには反射区といわれるツボがあり、良くない臓器に該当する部分を押すと痛みが出やすく、良好な臓器の部分を押すと気持ちよかったり何も感じなかったりします。自分で行うときは強さの加減ができるので、痛さはあっても痛気持ちいい強さで押し続けたりすることがあるかもしれません。強く押せば刺激が強くなりよくない部分が快方に向かうときもあります。鍼灸治療においては体にあるツボに鍼やお灸を刺したり置いたりしていきます。鍼においては深刺しと浅刺しがあり、深く刺すと皮膚の下のかなり奥まで刺すようです。一方浅刺しは鍼が立つギリギリの浅さで刺すこともあり、まさに皮膚の表面に近いところまでしか刺しません。鍼灸治療において痛気持ちいい深刺しをリクエストすることができるかですが、鍼を刺す深さは鍼灸師が決めるので深く刺してほしいからと言って応じてもらえるわけではありません。ただ痛みがあるときは伝えることで痛みの少ない深さにしてもらえます。